
CCUSの技能者登録は本人・事業者・行政書士の誰でも申請することができます。
このページを読んでいただくと
・技能者登録の手順・必要書類・料金
・技能者登録を行うことでできるようになること
がわかります!
技能者登録の手順・必要書類・料金
技能者登録は原則インターネットで行います。
ただし、運転免許証・マイナンバーカード・パスポートをお持ちでない方はインターネットでの申請ができませんので、
認定登録機関での登録が必要となります。
このページではインターネット申請の流れをご案内いたします。
技能者登録の手順と必要書類
※すべてJPG形式(またはJPEG形式)のデータで用意してください。
- ・マイナンバーカード、運転免許証またはパスポート
※外国籍の方は在留カードまたはパスポート -
マイナンバーカードは裏面提出禁止です。表面のみ提出しましょう。
パスポートの場合は住民票などの現住所記載身分証が1種類追加で必要です。
- ・加入社会保険等証明書類(保険証など)
-
記号・番号・保険者番号・QRコードはマスキングしましょう。
- ・保有資格証明書類
-
複数の資格証をお持ちの場合は1枚ずつJPGファイルにしましょう。
まとめて1枚のファイルにすると不備になる可能性があります。
- ・キャリアアップカード用の顔写真
-
6か月以内に撮影の正面・無帽・無背景のものが必要です。
画像サイズは294×378ピクセルですが、アップロード時に調整できます。
CCUSの「技能者申請ページ」から申込みを行ってください。
入力内容は氏名、住所、電話番号、メールアドレスの4点です。
申込みが完了すると入力したメールアドレス宛にログイン用のID・パスワード・URLが届きます。
「【建設キャリアアップシステム】技能者新規登録申請用ID・パスワードのお知らせ」というメールが届きます。
メールで届いたURLからログインし、個人情報の取扱いについて同意しましょう。
その後手順通りに必要事項の入力とSTEP1で用意した画像ファイルのアップロードを行います。
CCUSホームページの「インターネット申請ガイダンス」で詳細な手順を確認できます。
入力内容は以下の通りです。
- 氏名(旧姓、外国籍の方は通称名、ミドルネームも登録できます)
- 国籍、在留資格、在留期間(外国籍の方のみ)
- 性別、血液型
- 住所、連絡先、緊急連絡先
- 所属事業者情報(事業者IDで検索可能)
- 職種、職歴
- 健康保険加入状況
- 年金保険加入状況
- 建設業退職金共済制度加入状況
- 中小企業退職金共済制度加入状況
- 詳細型登録or簡略型登録
以下は詳細型登録の場合のみ入力する項目です。
- 労災保険特別加入状況
- 健康診断受診情報
- 学歴(主任技術者になるための指定学科を卒業した場合のみ)
- 登録基幹技能者情報
- 保有資格情報
- 研修受講履歴
- 表彰歴
簡略型は2,500円、詳細型は4,900円の手数料を支払います。
支払い方法はクレジットカードまたは払込票(コンビニ・郵便局)となります。
不備なく登録が完了すると以下の通知メールおよびカードが順次届きます。
- 登録完了通知メール
- 技能者ID通知メール
- 建設キャリアアップカード
以上でCCUSの技能者登録は完了です。
不備があった場合にはメールが届きますので再度ログインし、修正を行います。
「新規登録」→「申請の修正」と進むと入力した内容が表示されます。
修正が必要な不備項目には「不備」ボタンが表示されています。
事業者が技能者登録を代行する場合のポイント
- 同意書の用意
-
事業者が技能登録をする場合には下記の同意書類が必要です。
- 代行申請同意書
- 個人情報取り扱い同意書
- システム利用規約同意書
同意書はCCUSの同意書ダウンロードページからダウンロードできます。
事業者の代表者印は必要ですが、技能者の押印は不要です。
- 事前に事業者登録が必要
-
事業者が技能者登録を代行する場合は事業者IDでログインして行います。
事前に事業者登録を済ませておいてください。
- Excelフォーマットによる一括入力
-
一気に複数人の情報を登録する場合はエクセルフォーマットを利用した入力が便利です。
ただし、入力方法が複雑であるためよく解説書を読んで対応する必要があります。
少人数の場合は一人ずつ登録するほうが楽かもしれません。
Excelフォーマット、解説書はCCUSのExcelフォーマットダウンロードページからダウンロードできます。
技能者登録の料金
申請方法 | 登録料(税込) |
---|---|
インターネット | 簡略型2,500円 詳細型4,900円 |
認定登録機関 | 詳細型4,900円 簡略型は無し |
簡略型登録と詳細型登録の違い
簡略型の登録では以下の項目が登録できません。
- 労災保険特別加入
- 健康診断
- 学的
- 登録基幹技能者
- 保有資格等
- 研修等の受講履歴
- 表彰等の履歴
技能者レベルの評価に必要な資格などの情報を登録できないため、レベルアップができません。
登録の際は詳細型で登録されることをお勧めします。
技能者登録を行うとできるようになること
CCUSに技能者登録を行うと以下のことができるようになります。
- 就業履歴を記録できる
- 技能者レベルの評価を受けることができる(詳細登録のみ)
- 建退共の掛金を電子で管理できる
就業履歴を記録できる
日々の現場にてカードリーダータッチを行うことで以下の就業情報を記録することができます。
- 就業日
- 元受事業者名
- 現場名
- 工事区分
- 工事内容
- 就業した職種
- 立場(職長・班長・安全衛生責任者・監理技術者・主任技術者)
- 作業内容
これらの情報をもとに技能者レベルの判定を受けることができたり、転職時に経験をアピールできたりといったメリットがあります。
建退共の掛金を電子で管理できる
日々の現場にてカードリーダータッチを行うことで320円の建退共掛金を積み立てることもできます。
従来のような証紙での積み立てではないため管理の負担が少なく、記録漏れも無いため適切な退職金を受け取ることができます。
技能者レベルの評価を受けることができる(詳細登録のみ)
CCUSに登録された情報をもとに4段階の技能者レベルの評価を受けることができます。
客観的な基準に基づく技能者レベルの評価により、能力に見合った処遇を受けられることも期待できます。
CCUSに登録される技能者情報
- 就業日数
- 職長経験
- 保有資格(詳細登録のみ)
- 表彰歴(詳細登録のみ)
各技能者レベルの基準は以下の通りです。
- レベル4 高度なマネジメント能力を有する技能者(登録基幹技能者等)
-
- カードの色:金色
- 職長経験3年以上、就業日数10年以上が必要
- レベル3:職長として現場に従事できる技能者
-
- カードの色:銀色
- 職長経験半年~3年以上、就業日数5~7年以上
- レベル2:中堅技能者(一人前の技能者)
-
- カードの色:青色
- 就業日数2~3年以上
- レベル1:初級技能者(見習いの技能者)
-
- カードの色:白色
- CCUSに技能者登録され、レベル2~4に当てはまらない方
